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    高齢化スキー

    以前に2011年インタースキーのオーストラリアのレポートを紹介したけれど、他の英語圏の国々、ニュージーランドやカナダ、アメリカのSIA組織も詳細なレポートをあげているので、今日はそれを紹介して、日本の部分を訳したいと思う。


    カナダのレポート(リンク切れ)

    Russ Wood

    日本の経済と、若い人間と歳をとった人間が二極化した人口構成は彼らの技術に影響している。日本人は生徒を早く滑らせる為に、出来るだけ簡単な技術のアプローチを生み出した。彼らは体のどこにも角度をつけたがらない。滑るのに必要な筋力が増えるからだ。外スキーがターンを描いていく際、外足首、膝、腰、肩は一緒に回っていき、体に対して真っすぐなラインを保つ(上から見て)この技術は彼らのもっとレベルの高い滑りにも使われており、そこでは内傾角の量と上下半身の分離の欠如がスピードの高さによって上手く働いている。


    カナダのインタースキーのページ どの国が目立っていたか聞かれて(Testimonials)

    Russ Wood

    日本は目立っていたと思う。年老いていく人口構成の為に技術をほとんど100%変えたからだ。彼らのやっている事に100%同意はしないが、とにかく目立つ事は確かだ。


    Warren Jobbitt

    日本人はいつも素晴らしい。技術はかなり他と違っているが、それでも上手く滑る。彼らは簡単に覚えられて、体に優しい技術を見つけようとしている。年老いていくスキーヤーに怪我をさせるような力を発生させる、関節を捻る動きを避けるのが彼らの主な目標だ。



    ニュージーランド 各国のワークショップの紹介ページ(リンク切れ)

    ニュージーランドは日本と同じ時間にワークショップをやった、スロベニア、ドイツ、カナダ、クロアチア、ハンガリーのレポートはしているが、日本のレポートはしていない。



    アメリカのレポート

    Robin Barnes

    日本のチームは絹のような滑らかな正確さで滑った。全体にみて、彼らの動きは、脚を畳む動きと、著しい内傾角をとる事において、韓国に似ていた。韓国ほど急な動きは無かったが。彼らの遅い脚を畳む動きは、主にターンの後半に圧力が高まる結果をもたらしていた。韓国よりエレガントで、しかし力強くないと言えるだろう。

    ローガンが日本のスキーヤーに内傾角をとる事について質問した。答えは日本のスキーの実用的な面を伝える物だった。彼らはレベルの高い滑りにも興味があるとはいえ、スキーはすべての年齢の人の為のスポーツであり、日本人は非常に年長者を尊重する。この内傾角をとる動きは、現代のスキーで見られる外傾をとる為の、関節の可動性に欠ける年配のスキーヤーにとって優しい物であると、日本のチームメンバーは答えた。



    全体に「日本のデモは上手い」というのが評価だし、それはネットの他の場所でもよく見かける。高齢の方の為の、普通とは全く違う技術をやっている、というのもほぼ共通していて、日本のいいたい事はしっかり伝わっているようだ。個人的にはあまりそういう技術には興味がないし、ニュージーランドがクロアチアやハンガリーをレポートしているのに、日本は飛ばしたのもそういう事じゃないかと思う。

    また残念ながら、日本語ではインタースキーのこういうレポートは少なくともネットには出ていない。調べようと思って検索をかけたら、日本は130人!という大人数で行ったという話を見かけたけれど。金あるなー!と、びっくりしたので、もう少し調べたら、多くは自腹で、派遣されたのは30人ちょっとのようだ。それでもSAJの決算書をみると1000万円弱かかったらしい。ちなみにニュージーランドの予算は150万円ほど。海外の組織の効率性が伺える。

    このように、日本のSAJの技術は高齢の方のための物との事で、そのことをふまえて考えると普通と180度違う滑り方も、それが実際に有効かどうかはともかく、納得がいく。このブログではそういう滑り方とは違う、海外のスキーに関する記事を紹介していきたいと思う。
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    テーマ:スキー - ジャンル:スポーツ

    1. 2013/04/12(金) 07:40:20|
    2. インタースキーでの日本
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    世界でのハイブリッドターン - インタースキー2011

    前回はインタースキー2003のビデオに対する海外のスキーヤーやスキー教師達の反応を紹介したけれど、続いてサンアントンで行われた、インタースキー2011での、日本の発表とデモンストレーションのレポートが、オーストラリアのISIA加盟団体、APSIの報告書にあったので紹介。オーストラリアのデモ、Paul Lorenz氏によるもの。

    http://www.apsi.net.au/media/2286/winter_2011_snowpro.pdf

    私はずっと日本の体系についてもっと学びたいと考えていた。今は日本で働くようになったのでなおさらである。日本のインストラクターがとても奇妙な動きをゲレンデで教えているのを良く見るのだ。今まで見た事のある何とも大きく違うものだ。興味深く感じたので、日本のチームと一緒にスキーをして、この動きを正当化する理由を聞いてみようと決めた。

    私は雪の上に出る前に、まず室内での講義に出席した。これはとても有益であった。雪上のプレゼンテーションは短く、実技的なもので、あまり話は無かったからである。

    我々は日本のチームコーチと、スキーに対する新しい考え方を開発するために雇われた物理学の教授の話を聞いた。講義は日本のスキー文化に対する興味深い事実から始まった。80年代後半から、90年代前半にかけてスキー場開発のブームがあり、1993年には約950のスキー場があり、1800万人のスキー人口がいたのである。スキーはすぐに日本の国民的なスポーツになり、年配の方々を含むすべての年代の人間を惹きつけた。

    年月がたち、スキーにかかる費用とスキー関連の怪我が大幅に増えると、日本でのスキーの人気にかげりが見え始めた。2010年には稼動しているスキー場の数は約350に落ち、スキー人口は900万人ほどになった。このことがSAJを、彼らのスキー技術を見直し、より獲得しやすい、体の負担や、怪我のリスクの少ない技術を開発することに向かわせたのである。

    彼らはターンを開始する別の方法を探し始めた。主に、重力を使い、筋力を強調しないものである。教授はハイブリッドターンと呼ばれる、新しいスキー技術を生み出すために行った、いくつもの実験をビデオにおさめている。

    (訳注: この後、ボールが斜面を転がり落ちる、コップが斜面を転がるなどの実験の話が続くが、日本語で十分に情報があると思われるため省略)

    この新しい技術は「ハイブリッドターン」と呼ばれており、現在日本のゲレンデで教えられている。彼らはこの新しい技術がスキー関連の怪我を減らし、怪我への恐れからスキーから離れていた年配の方々の興味を集めることが出来ると考えている。この技術は、すべてのレベルの人間の、すべてのゲレンデ状況での、すべての滑り方に適用されるものとして教えられている。

    講義のあと、我々は雪上のクリニックへと出かけた。幸運なことに、日本でトップクラスに有名なデモンストレーターで、競技会の優勝者、井山敬介と滑ることが出来た。彼らの英語力は限られており、あまり説明はなかったが、ハイブリッドターンのデモンストレーションがあり、われわれが行った彼らの技術のパフォーマンスに対してフィードバックをくれようとしてくれた。Andrew Raeが時折参加して、他の国々に彼ら(日本人)が何を言いたいのか説明してくれたのも、なかなかの見ものであった。この技術は直接的に抑えたり、押したり、捻ったりという予想された動きが全く無く、多くの国々にとって理解するのが難しいものだった。

    結論を言うと、私は彼らの、新しい、より良い技術を作り出そうとする心意気を賞賛するし、それが日本のゲレンデ上で見られるスキーヤーの人数の増加につながることを祈っている。この技術は初心者にとって完全に獲得可能なものである。ほとんどの初心者が自然にやる羽目になるものだからだ。それはとても興味深く見え、実験に裏付けられたものではあるが、現実に実行されると、少し違った様相を見せた。我々は頻繁に、敬介が内脚に落ち、外スキーが勝手なコースにそれていくのを見た。これは彼の身体能力の強さとバランス感覚、スキーに対する理解によって対処されたが、平均的な初心者では対処することが出来ないかもしれない。また、私はこの技術は特定の雪のコンディションに合っているもののように思う。オーストラリアの固い雪で良い結果が出るかどうかは議論の余地がある。

    全体的に見て、楽しいセッションであったし、私の抱いていた、日本の数々の奇抜な練習に対する、たくさんの疑問に答えてくれることとなった。


    ハイブリッドターンとは、「年配の方々でも怪我をせず、体に負担をかけないで滑ることが出来て、なおかつ簡単に身につけられるように新しく開発された技術」であるとインタースキーでは発表されたようだ。スポーツの枠組みで見た場合、外向傾をとらず、ターン前半に内脚荷重で滑るのはPaul Lorenz氏が言っているように「初心者が自然にやる羽目になってしまう滑り」で、「特定の雪のコンディション」、つまりおそらくは綺麗に圧雪された場所にだけ向いた、上級者のカービングに使うには無理がある技術だけれども、そもそもハイブリッドターンというのは、スポーツと言うよりラジオ体操的なものと言う事のようだ。

    テーマ:スキー - ジャンル:スポーツ

    1. 2013/02/12(火) 08:59:08|
    2. インタースキーでの日本
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    世界での内脚主導 - インタースキー2003

    epicski.comという、海外のスキー教師やコーチが多く集まるサイトがある。古いけど、2003年、日本が水平面理論と内脚主導をやり始めたときの、インタースキーのデモンストレーションを見て、喧々諤々しているスレッドがあったので、以下紹介。

    http://www.epicski.com/t/17739/interski-japanese-demo

    HKSkier

    下のビデオは2003年のインタースキーのものだけど:
    http://www.slope8.com/jn/InterSki.mpeg

    日本人がこのカービングターン(完全な上体のローテーション)で何をやろうと、または広めようとしてるのかわからない。

    誰かわかるかな?


    nolo

    (ビデオの中の)スマート氏が言っているように「日本の景気はずっと悪く、彼らはより多くの人にスキーをしてもらえるように頑張っている」。左右違う長さのスキーを履いて、上体をローテーションさせるくらい、目新しいことは無いだろ?

    * 違う長さのスキーを履くのはすばらしい練習だと聞いたことがある。


    HKSkier

    スマート氏の話は聞いたけど、デモンストレーションのその場所ではスキーの長さは違っているように見えないけれど。それに、上体をローテーションさせてターンを始めるのは、我々が習ってきたことと完全に反対だ。


    nolo

    もっとわかりやすく言うべきだったね。見たところ、客をつかむためのギミックで、日本のデモチームもフリースキーではやらないもののように見える。

    上手いスキーヤー達は、それぞれの国の公式のスキー技術がどうであれ、みな似たように滑る。ただし、セールスやマーケティングは商品の差別化に頼っている。もし、私の持っているマーケットが「もうそれはやったよ。飽きた。」と言っているとしたら、彼らの興味をかきたてるために、スキーを「新しくてエキサイティングな物」に見えるようにしたくなるかも知れない。これはつまり「餌で釣って切り替える」戦略で、後になってからもっと上半身も含めて安定した動きを強調するんだと思うよ。


    HKSkier

    nolo
    あなたがそうやって言うのはわかる。特にビデオの中でスティーブ スマートが日本の悪い経済状況等を取り上げたりするのを聞いたしね。

    だけど、それだけじゃないと思うんだ。実際、去年のATOMICのビデオのいくつかで、日本のデモがああやって滑ってるのをみたし。日本語がわからないから何と言っているのかはわからなかったけれど。

    彼らは新しいマーケットを取り込むためのギミックじゃなくて、何かの実験をしているのに違いないと思う。

    はじめて滑るスキーヤーに、常識的な原則と完全に逆な方法で教えるのは全く意味が通らない。それに、彼らの両親や友人はみんな「基本に忠実な」スキーヤーだ。日本人はとても規律的だ。全員レッスンを受けるし、いいかげんな滑り方は絶対にしない。

    日本のスキーヤーはアメリカの普通のスキーヤーと比べて、技術的な知識に非常に詳しい。

    小さな国なのに、日本には600以上のスキー場があるんだ。そう、大小あわせて600だよ!若者の50%以上がスキーかスノーボードをするんじゃないかな。先シーズン日本に行ったときも、スキー場はかなり込んでたよ。


    Bob Peters

    えーと…
    …「悪い」スキーかもしれないけど、楽しそうだね。それじゃ駄目かな?


    Euclide

    深い新雪でスキーをかたっぽ無くすより「悪い」ことがあったとは:)


    Max Capacity

    後傾で滑れるようにはなるね… 板の後ろに足を押し付けるようにターンをしているように見えるのは俺だけ?


    HKSkier

    誰かインタースキー行った人で、この日本人がやっている「テクニック」を説明できる人は居ないのか?


    oisin

    多くのスキーヤーがつかう技術が生まれる所を上手く表してるな。後傾で滑る。曲がれない。上体を振る。曲がれたもん!


    HKSkier

    かわいいね


    oisin

    すまん、かわいいつもりで書いたんじゃなかった。俺が書いたのは、今までたくさん見た、自己流のスキーヤーとか、親切な友達に実力以上に難しいコースに連れてこられてしまい、何とか生き残るための方法をひねり出さなければいけなくなった人たちが見せる、発達の流れだよ。インストラクターがしょっちゅう出会う、良くある間違った滑り方だ。どういう流れでそれが作られていくのかを理解すれば、治療の方法がわかるかもしれない。いいデモンストレーションだと思うよ!


    HKSkier

    これは日本がインタースキー2003でやったものだ。どうやってターンを始めるべきでないかを見せたいんじゃないだろう。

    noloに答えたときに言ったように、去年のAtomicの数本のビデオで日本人のデモがああやって滑ってるのを見たことがあるんだ。彼らは初心者にカービングの感じをつかませるためかなんかに、新しいことをやろうとしているんだと思う。


    Martin Bell

    いくつかの国で、カービングスキーでは「外向」(あるいは強い内半身とか、内半身の先行)は要らないと信じてる人がいるんだよ。2001年の復活祭の休日にザーマットで子供達に外向の練習をさせていたら、スイス人のインストラクターが、「駄目よ、それ間違いね。現代のスキーでは、肩はスキーが向いたほうを常に向くね。」といってきた。たぶんこの日本の変なのは、それを馬鹿みたいに極端にしたものだろう。大昔のフランスのローテーション滑りにカービングを加えたみたいに見える…


    ydnar

    全員へ
    みんな正しいスキーの滑り方にこだわりすぎて、「間違った」動きをしている人をみると否定的なリアクションをとりがちだよね。上体のローテーションは間違ってると長い間されているから、誰かがやっているのをみると、「あーあー、何考えてるんだ」という反応になる。彼らが考えているのは「ほら、この動きでターンができる。面白くて楽しい感じだ」ってことなんだ。私は相手次第では、とてもレベルの高いスキーヤーにストックを捨てて体を回して傾けてターンするようにさせたこともあるよ。どうなったと思う?数ターンもしたら手を雪に擦って、止まって大笑いしてたよ。こんなにスキーが楽しくて馬鹿みたいなのはもう何年もなかったからってね。もっとまじめなタイプの人間にも、内向が出るくらい極端に外向を減らさせたり、少しローテーションさせたりして、それがターンの結果にどうやって影響するか見させたりもした。そういうタイプでさえ前よりもうちょっと正対して乗るのも試してみようかな、と思うようになったよ。

    スイス人はそういう方法をずいぶん試しているのを知っているし、スイス人の元デモに体の大きな部分の動きによるスキーという方法を最初に聞いた。試してみるまで否定するなよ。Bob Petersが言ったように、楽しそうに見えるし、実際どうだと思う?



    HKSkier

    それもそうだね



    日本のスキー教程が目指すものは本当はなんだろうか。真実は次回インタースキー2011のレポートの紹介で。

    テーマ:スキー - ジャンル:スポーツ

    1. 2013/02/12(火) 06:33:51|
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