Rockface

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    OEC 実技テスト

    今日は技術の話は休憩。

    8月からOutdoor Emergency Careという、スキーパトロールの為の資格を取るためにトレーニングを受けていたんだけれど、先週末、実技の最終テストがあった。他のスキー場からも試験官達が来て、血糊などでリアルな患者に扮したジャッジを相手に、傷病に応じた適切な処置をして搬送用のToboggan(ソリ)に乗せるシナリオを、スキー場で丸一日かけて何件か行うもの。

    OEC_FIN.jpg

    受験者のチームで、時に痛い痛いと大騒ぎする役者ぞろいの患者に話しかけながら、現場の安全の確保や機材の要請等も含めて、適切な対応を制限時間内に出来ることを見せなければならず、特にコミュニケーション力やリーダーシップに一抹の不安があったけれど、

    cake.jpg

    いかにもアメリカンなケーキ(笑)


    無事合格。テスト後にケーキとタコスとビールで祝ってもらえた。

    18人で始めたクラスの内、最終テストを受けた15人は全員合格。合格するレベルになるまでトレーニングをさせるので、落ちる人はほとんど居ないそうだ(落ちるレベルと判断されると受けさせてもらえない)。

    ほぼ予備知識無しに始めたこのコース、終わってみればいつの間にか相当時間を使う事となった。結果的に学科だけで自習を含めると100時間程度かかり、その後実技のトレーニングが10日程度で80時間。計180時間ほどかかったことになる。期間にして4ヶ月。やっと取れたという感じだ。

    クラスやトレーニングは、毎回パトロールが数人、講師や患者役として来る内容の濃いもので、生徒の元救急隊員(EMT)や救急救命士(パラメディック)の話によると、EMTの資格のクラスとほぼ同じだとのこと。教科書は表紙以外ほとんど同じで、違うのは実技の部分(OECはアウトドアでの外傷処置に重点を置く)という事だ。

    前の記事で「出産はおめでたいけど出来ればやりたくない(笑)」と書いたけれど、その出産の授業の回は産婦人科医の人が講師で、一通り講義が終わった後、おもむろに不穏なマークの付いた箱を2つ bio.jpg bio.jpg 取り出したかと思うと、「はい、ここにさっき説明した胎盤がありますので、皆さん手袋をして触ってみてください」と 言い出しやがった おっしゃられた。おかげでピザ(シカゴ風、Size M)位のサイズがあってずっしりと重い、へその緒の付いた血まみれの人間の胎盤に触ることが出来た。後日リフトの上で現役パトロールに話したところ、「ああ、あの先生ね…」と苦笑いしていたので、毎年やる 嫌がらせ 貴重な体験らしい。人間の血と肉を扱う耐性は確実にちょっと上がったので、胎盤を提供していただいた方々には感謝したい。

    こうやって相当突っ込んだところまでやったOECのおかげで、医療的な部分はかなり理解出来た。これから1ヶ月ほどProbation=試用期間として現役のパトロールについて回ってオペレーションを覚え、推薦を受けられれば、晴れて正式のパトロールとして十字のついたベストを着られる事になる。Tobboganを扱うためにはNational Ski Patrolの定めるトレーニングを受けた上でテストに合格しなくてはならないので、その後また3月まで今度はTobboganのトレーニングの予定。ソリを引きながらカービングでは滑らないだろうし、こちらもズラシのシーズンになりそうだ。
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    テーマ:スキー - ジャンル:スポーツ

    1. 2013/12/11(水) 07:15:39|
    2. 北米スキー生活
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    シーズンイン!

    もう夏も終わり。街の方はサイクリングにちょうど良い位の気候だけど、

    lake.jpg


    山はついにシーズンイン! ジュニアレーサー達も早速トレーニング開始。

    chr1top.jpg

    その間、こちらは誰も来ないパトロール小屋の後ろで地味に救急のトレーニング(笑)

    OEC_PR.jpg


    今年のコロラドは早くから雪が降って、良い年になりそうな予感だ。東京−デンバーの直行便が飛ぶようになったし、日本人によるスキー旅行代理店もあったりする(全く知らない人です)。ベイルは凄く高いけれど、カッパーマウンテン辺りならずいぶん安くなるし、車で15分〜30程度の周辺の街に泊まればもっと安くすむ。カッパーマウンテンは毎年各国のナショナルチームを初め、東海大のスキー部なんかも合宿してたりして、街は小さいけれど、スキーを楽しむには良いリゾート。他にもブレッケンリッジ、キーストンやウインターパーク等を初め、空港から2時間程度に沢山スキー場がある。

    残念ながら超円高は終わってしまったけれど、良いスキーとブーツ位の値段で滞在できると思うし、それだけの価値はあると思う。今年、海外でスキーはどうですか?

    テーマ:スキー - ジャンル:スポーツ

    1. 2013/10/23(水) 03:09:27|
    2. 北米スキー生活
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    シーズン間近

    シーズンオフでもたまには書こうと思いつつ、また今夏もblogを放置してしまったけれど、スキーシーズンも近づいてきた。いかがお過ごしでしょうか。こちらは4月に記事にしたように、スキーパトロールのためのOutdoor Emergency Careの勉強の真っ最中。8月の終わりから、1200ページ以上あるこんなのを教科書にして、

    oec_book.jpg

    病院で3時間の講義を週2回ひーこら言いながら受けている。予習に1~2時間かかって、全20回なので、数回あるスキー場でのトレーニングをあわせるとトータルで100時間ほどかかることになる。内容も、解剖学と生理学の初歩から始まって、肺に穴が開いた場合や、大腿骨骨折といった外傷から、心臓麻痺や脳梗塞などの病気への対処など、かなり幅広く具体的なケースを扱うことになっている。出産の際の赤ちゃんの取り出し方まであったのにはびっくりした。唯一おめでたいケースだけれど、出来れば実際にはやりたくない(笑)

    昨日はこのOECのRefresher(更新のトレーニング)が現役パトロール向けにあったので、スキー場まで手伝いに行ってきた。そしたら積もってますよ。

    oec_mtn.jpg


    シーズンインまであと2週間。雪見ると気持ちが盛り上がるね。

    テーマ:スキー - ジャンル:スポーツ

    1. 2013/10/01(火) 05:41:40|
    2. 北米スキー生活
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    スキーパトロール トライアウト

    スキーパトロールという人達がいる。日本にももちろんいると思うけれど、北米ではその多くがボランティアだ。と、言っても、自分用のシーズン券はもちろん、家族や友達の為のリフト券がもらえたり、プロショップでの買い物が半額になったりと、完全に見返りが無いわけでは無くて、結構希望者が多い。

    年に数十日、ただ滑ってるのもなんだなと思って、そのスキーパトロールのトライアウト(入隊テスト)に行ってきた。

    今回はToboggan(負傷者を乗せるソリ)要員の募集で、現役パトロールも混ざってのテスト。スキー場によってシステムは多少違うんだけれど、ここでは現役パトロールでも、Tobogganを扱うためにはこれをパスしなければいけないとの事。


     Toboggan

    朝8:30の集合にはプロとボランティア合わせて30人の希望者が集まった。テストの流れの説明を受けた後、普通は希望者の1/3位しか合格しないと聞かされる。途中で何度か下から足切りされるらしい。サバイバー方式だ。ちなみに滑るのはアルペンでもテレマークでもスノーボードでも良い。

    ゼッケンを付けて9時からテスト開始。ジャッジのベテランパトロール数人が見守る中、最初は整地での横滑り木の葉落としから始まって、中斜面でコブ大回り、その後は急斜面コブ。


     最高の天気

    10時に最初の足切りがあって、番号を呼ばれた人はジャッジから何がいけなかったか言われ、その場でゼッケンを返してさようなら。落ちたら落ちたでいいと思っていたけれど、結構プレッシャーになってきた。ここからもっと急な斜面でコブをひたすら滑って、12時に次の足切り。さらにテストを続ける人だけ名前を呼ばれる。最後まで呼ばれずドキドキしつつ、一応通過。

    昼食を挟んで、急斜面コブをストック無しで滑ったりして…


      パトロールだらけ

    3時にテスト終了。結果は無事合格。最初に聞いた通り、今回も希望者の1/3の10人が合格だった。その後の「ミーティング」では、なぜかピッチャーで地ビールがどんどん出てくる(笑)

    合格者はこれから、Outdoor Emergency Careというアウトドアで怪我の応急処置をするための資格を夏から秋にかけて取り、Toboggan操作のトレーニングを10回以上受けて、パトロールに付いて回って手伝いをして推薦を受けた上で、さらに来年3月にToboggan操作のテストに合格すると、晴れてパトロールになれるらしい。

    スキー技術とは直接関係ないけれど、ちょっと面白いネタなので、こっちの話もたまにしようと思う。

    テーマ:スキー - ジャンル:スポーツ

    1. 2013/04/18(木) 14:53:21|
    2. 北米スキー生活
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    スキーの進化

    北米では、ゲレンデのコースは難易度によって共通のサインで分類されている。緑の丸 が「簡単」、青の四角 が「そこそこ」、 黒の菱形 が「難しい」、黒の菱形二つ が「エキスパートのみ」といった具合だ。Wikiによると、黒の菱形二つ(ダブルブラックダイヤモンド)はゲレンデのメンテナンス技術の向上と、スキー場同士の宣伝合戦の結果出てきた比較的新しいレーティング(格付け)だそうだ。厳密な規定があるわけではないけれど、ブラックダイヤモンドで最大30度以上、ダブルブラックで最大40度以上くらいな感じで、ブラックの斜面のほとんどには圧雪車が入らない。

    コロラド州では2004年にColorado Ski Safety Actという法律が改正されて、これらにExtreme Terrainというのが加わった。「4.5メーター進む間に最低6メーターの高低差がある崖があり、さらに、30メーターにわたり最低50度の平均斜度の斜面がある場所」と決められて、ダブルブラックダイヤモンドの中に「EX」と入った専用のサイン が用意されることになった。このサインが付く所は大抵の場合、スキーを肩に担いで数分から15分ほど歩いてたどり着く、バックカントリー的な斜面だけれど、雪崩のコントロール(雪崩れそうになったらダイナマイトで爆破!)がされていて、In bound (ゲレンデ内)だ。日本人もよく行っているカナダのWhistler Blackcombだと、Blackcomb側にあるSpanky's Ladderと呼ばれる稜線の一部を超えた先のいくつかのボウルなんかが同じような斜面。こういうところは圧雪が入らないのはもちろん、あまりコブらしいコブにもならないことが多い自然な斜面だ。

    Spanky's ladder


    地元のスキー場でも、一番上のリフトを降りてちょっと行くと、標高3,800m辺りでみんながたむろって居る場所がある。 



    ここで待ってると… 



    雪上車が来て3,970mの山頂まで連れてってくれる。数年前から始まったサービスだ。歩くと上まで30分かかるのに、暖かいキャビンで5分揺られるだけ! しかもタダ!! すっごく狭いけど(笑)



    ここの頂上が終点で、好きなルートを降りて来れる。

    カービングでGをグワーッってかけて滑るのも楽しいけど、どっさり雪が降った日の朝、誰も滑ってないまっさらな雪に一番に滑り出すのは、ちょっと中毒的に気持ちいい。スキー板や技術の進化でそういう場所を滑る人が格段に増えていると思う。ワイオミング州にJackson Holeという好きな人には有名なスキー場があって、そこにCorbet's Couloir (Couloir=狭い急な谷)というこれも好きな人には有名なコースがある。



    地元の山岳ガイドでスキーインストラクターのCorbetさんが見つけて、「いつか、誰かが(これでさえ)滑るだろう」と言ったことでCorbet's Couloirと名前がついたんだけど、1967年に地元のスキーパトロールのLonnie Ballが始めて滑ったらしい。

    45年後のCorbet's Couloirでプロがどうやって滑ってるかというと…



    スキーは確実に進化してるね。

    テーマ:スキー - ジャンル:スポーツ

    1. 2013/02/27(水) 07:19:10|
    2. 北米スキー生活
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    コロラド在住
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