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    自然に滑る為の不自然な動き

    インターネットってのは便利なもので、グーグル先生にお伺いを立てれば、山ほど現役のワールドカップ選手やコーチの生の声を聞ける。レーサーのトレーニングメニューから初心者への指導法まで読みきれないほどの情報があるし、世界最強のスキーチームの一つUS SkiTeamのヘッドコーチをつい数年前までやってた人と、現役のトップ選手が直接出演して教えてくれるビデオまで、見ようと思えば(そして少々お金を払えば)次の瞬間には見られる。
    http://www.sportskool.com/sports/skiing

    そのヘッドコーチ、Phil McNicholの記事を前にあげたけれど、リンク切れになってしまった。どっかに移動してないかとさがしていたら、なんとレースキャンプの動画を見つけてしまった(いいのかな?)。上げてくれた方ありがとう。



    本当に伝えたいことのある人はみんなそうなように、言っていることは場所が変わってもまったく同じだけれど、キャンプだけに細かく具体的だ。繰り返し繰り返し言っているのは「足場を作って前に出ろ!」という事。

    出だしでは、前の記事とまったく同じように「ターンとターンの間(Transition)」に集中しろ!」といっている。前のターンが終わったら、山脚にがっちり乗って腰を前に入れていけ、最後の瞬間までスキーに先に行かせるな、スキーから押される位置に常に体をおけ、とのこと。

    「前に体重を乗せてターンを開始しなければ、板はたわんで足場を作ってくれない。足場が無ければ内側に傾いて、内脚に乗り、飛行機滑りになってしまう。空中でターンしてるのと同じだ」と言っている(超訳)。ターンの開始でしっかり前に荷重というのは、スキーだけでなく、スノボや自転車(MTB/BMX)、さらにはバイクなんかでも同じで、ここの部分の動きでターンの出来がほとんど決まる。

    そのための練習として、まず山脚の小指エッジにしっかり乗ってエッジの切り替えを行うドリルを見せている。これはUp and Overという、USSA(US Ski Teamの上部組織)ではスタンダードなドリルの一つだ。



    ドリルの説明(英語)


    ちなみにPhilがここで教えているのはターン後半でまず完全に山脚に乗っていくターンだけれども、この時点で乗るのは谷脚でもまったくかまわない、どっちでもいいからとにかく前に行けといっている。谷脚に乗ったまま切り替えていくのは元ワールドカップ選手のスキー教師、Harald HarbがWeighted Releaseと呼んでいる方法だ。実際に滑るときには完全に100%山脚に乗ることばかりではなく、大概の場合多かれ少なかれ谷脚に荷重がかかったまま曲がることになる。ただし、これは100%山脚荷重が「出来る」ことが前提だし、ずっと内脚荷重で飛行機滑りになってしまっては駄目だ。

    いわゆるボーゲンやシュテムといった、ハの字になるターンと、パラレルの違いは、「小指側エッジから親指側エッジへの切り替え(またその逆)」があるかないか。この切り替え部分がどれだけスムーズにこなせるかが肝だ。レースのレベルまで行かなくても、パラレルが出来るか出来ないか位の人が、谷回りの無い、横に板を振っただけのワイパー滑りになってしまうのは、何の事はない、単に親指側エッジから親指側エッジへと乗ろうとするからだ。まずしっかり山脚の小指側に乗ってからエッジの切り替えをすることが出来れば、エッジが親指側に傾いた瞬間にもう完全に体重が乗っているので、ターン全体をしっかり使ってエッジング出来る。上のUp and Overにしても、Harald HarbのPhantom Moveにしても、この「コツ」をどうやって教えるかを考えた結果出てきた物だ。

    「小指側に乗る」というのは、普段の生活に無い動きだから、自然に滑っていると、いつまでたっても親指側エッジから親指側エッジに乗る滑りになりがちだし、実際ゲレンデでは大部分の人がそうやって滑っている。そこで慣れない不自然な動きが出来るかどうかが、「大部分」から抜け出す為の鍵だね。
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    テーマ:スキー - ジャンル:スポーツ

    1. 2013/01/25(金) 05:26:47|
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