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    世界でのハイブリッドターン - インタースキー2011

    前回はインタースキー2003のビデオに対する海外のスキーヤーやスキー教師達の反応を紹介したけれど、続いてサンアントンで行われた、インタースキー2011での、日本の発表とデモンストレーションのレポートが、オーストラリアのISIA加盟団体、APSIの報告書にあったので紹介。オーストラリアのデモ、Paul Lorenz氏によるもの。

    http://www.apsi.net.au/media/2286/winter_2011_snowpro.pdf

    私はずっと日本の体系についてもっと学びたいと考えていた。今は日本で働くようになったのでなおさらである。日本のインストラクターがとても奇妙な動きをゲレンデで教えているのを良く見るのだ。今まで見た事のある何とも大きく違うものだ。興味深く感じたので、日本のチームと一緒にスキーをして、この動きを正当化する理由を聞いてみようと決めた。

    私は雪の上に出る前に、まず室内での講義に出席した。これはとても有益であった。雪上のプレゼンテーションは短く、実技的なもので、あまり話は無かったからである。

    我々は日本のチームコーチと、スキーに対する新しい考え方を開発するために雇われた物理学の教授の話を聞いた。講義は日本のスキー文化に対する興味深い事実から始まった。80年代後半から、90年代前半にかけてスキー場開発のブームがあり、1993年には約950のスキー場があり、1800万人のスキー人口がいたのである。スキーはすぐに日本の国民的なスポーツになり、年配の方々を含むすべての年代の人間を惹きつけた。

    年月がたち、スキーにかかる費用とスキー関連の怪我が大幅に増えると、日本でのスキーの人気にかげりが見え始めた。2010年には稼動しているスキー場の数は約350に落ち、スキー人口は900万人ほどになった。このことがSAJを、彼らのスキー技術を見直し、より獲得しやすい、体の負担や、怪我のリスクの少ない技術を開発することに向かわせたのである。

    彼らはターンを開始する別の方法を探し始めた。主に、重力を使い、筋力を強調しないものである。教授はハイブリッドターンと呼ばれる、新しいスキー技術を生み出すために行った、いくつもの実験をビデオにおさめている。

    (訳注: この後、ボールが斜面を転がり落ちる、コップが斜面を転がるなどの実験の話が続くが、日本語で十分に情報があると思われるため省略)

    この新しい技術は「ハイブリッドターン」と呼ばれており、現在日本のゲレンデで教えられている。彼らはこの新しい技術がスキー関連の怪我を減らし、怪我への恐れからスキーから離れていた年配の方々の興味を集めることが出来ると考えている。この技術は、すべてのレベルの人間の、すべてのゲレンデ状況での、すべての滑り方に適用されるものとして教えられている。

    講義のあと、我々は雪上のクリニックへと出かけた。幸運なことに、日本でトップクラスに有名なデモンストレーターで、競技会の優勝者、井山敬介と滑ることが出来た。彼らの英語力は限られており、あまり説明はなかったが、ハイブリッドターンのデモンストレーションがあり、われわれが行った彼らの技術のパフォーマンスに対してフィードバックをくれようとしてくれた。Andrew Raeが時折参加して、他の国々に彼ら(日本人)が何を言いたいのか説明してくれたのも、なかなかの見ものであった。この技術は直接的に抑えたり、押したり、捻ったりという予想された動きが全く無く、多くの国々にとって理解するのが難しいものだった。

    結論を言うと、私は彼らの、新しい、より良い技術を作り出そうとする心意気を賞賛するし、それが日本のゲレンデ上で見られるスキーヤーの人数の増加につながることを祈っている。この技術は初心者にとって完全に獲得可能なものである。ほとんどの初心者が自然にやる羽目になるものだからだ。それはとても興味深く見え、実験に裏付けられたものではあるが、現実に実行されると、少し違った様相を見せた。我々は頻繁に、敬介が内脚に落ち、外スキーが勝手なコースにそれていくのを見た。これは彼の身体能力の強さとバランス感覚、スキーに対する理解によって対処されたが、平均的な初心者では対処することが出来ないかもしれない。また、私はこの技術は特定の雪のコンディションに合っているもののように思う。オーストラリアの固い雪で良い結果が出るかどうかは議論の余地がある。

    全体的に見て、楽しいセッションであったし、私の抱いていた、日本の数々の奇抜な練習に対する、たくさんの疑問に答えてくれることとなった。


    ハイブリッドターンとは、「年配の方々でも怪我をせず、体に負担をかけないで滑ることが出来て、なおかつ簡単に身につけられるように新しく開発された技術」であるとインタースキーでは発表されたようだ。スポーツの枠組みで見た場合、外向傾をとらず、ターン前半に内脚荷重で滑るのはPaul Lorenz氏が言っているように「初心者が自然にやる羽目になってしまう滑り」で、「特定の雪のコンディション」、つまりおそらくは綺麗に圧雪された場所にだけ向いた、上級者のカービングに使うには無理がある技術だけれども、そもそもハイブリッドターンというのは、スポーツと言うよりラジオ体操的なものと言う事のようだ。
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    テーマ:スキー - ジャンル:スポーツ

    1. 2013/02/12(火) 08:59:08|
    2. インタースキーでの日本
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