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    カナダスキー教程 - ビギナー編

    前回の記事ではFast Track to Parallelの5つのステップを紹介した。epicski.comで耳に挟んだところによると、ボーゲンからシュテム、そしてパラレル、と進化して行く教え方は80年代中盤からしていないようで、これはアメリカのPSIAでも同じらしい。

    Fast Track to ParallelはEntry Level=「本当に初めて」から数回目位の初心者向けのメソッドで、この後にBeginner=初級、Intermediate=中級、Advanced=上級、Expert=エキスパートというカテゴリーがある。それぞれのレベルは以下のようになる。

    初級:グリーンと簡単なブルーを滑れる(斜面の色分けについてはここ)。粗野なボーゲンから"ほとんどパラレル"くらいまでの滑りで、状況によって大きく変わる。

    中級:自信をもってグリーンを滑り、ブルーでも余裕がある。荒れた斜面や簡単なブラックを滑ることもある。ほとんどの状況でパラレルだが、斜面が急になったり、状況が難しくなると荒さが見える。

    上級:常にパラレルで滑り、ブルーや、簡単なブラックでも余裕がある。パラレルの基礎の動きを身に着けていて、ハイスピードや、難しいコンディションに対応できるように、それをさらに磨こうとしている。

    エキスパート:スピードや斜面の難しさにかかわらず、安定して滑ることができる。理想的な動きを見せることができ、必要ならば状況にあわせて滑り方を変えられる。



    ビギナーレベルからのメソッドにはそれぞれPerformance Tactics=カービング寄りの滑り、All-mountain Tactics=コブや不整地など、Free Tactics=パークやグラトリ等の3種類のタクティクス=戦術が用意されていて、これらを組み合わせて教える方法になっている。具体的な内容は下のようになっている。


    ビギナーレベル

    ビギナースキーヤにとっての技術的なゴールは、スキーの中心に動きやすいスタンスで乗って、下半身を使ってスキーの舵取りをすること、および、外スキー、あるいはターンするスキー、のエッジ上でバランスを取るのを覚えることだ。スノープラウやウェッジ(ハの字に開いた滑り方)は広く安定した土台と、スピードや方向をコントロールする手段を提供する。

    良くある問題

    ビギナースキーヤーに最も良くある問題は、後傾で固いスタンスと、上半身でターンすることだ。この二つの問題はしばしばお互いに関連している。肩を捻ることはスキーヤーが山に向かって傾く原因になる。その結果、谷スキー上でバランスが上手く取れず、しっかりと雪へグリップすることや、方向をコントロールすることが難しくなる。



    フリータクティクス:

    地形を利用

    小さなウエーブは脚の独立性や、スキーへの圧力の切り替え、自由に動く能力を発達させる。横の斜面は楽しい探検になるし、ちょっとした丘や谷間に上がったり降りたりするのは、連続したターンをするときの圧力変化に似ていて、左右のバランスも鍛えられる。


    小さなジャンプを取り入れる

    初めてのジャンプをして、地形で楽しもう。生徒が浮遊感を感じられるような、小さな自然の地形を見つけよう。数センチでも雪面から浮かせることで、俊敏さを養い、スキーの中心で飛び上がって着地する感覚を生み出す。


    360度ターン

    雪上での360度ターンはスタンスとエッジの感覚を鍛えるために最高の方法だ。平らな整地で、前に乗り出して360を始めて、踵で終わるようにさせよう。これによって前後のバランスの感覚を認識させ、エッジを立てないスキーの上でバランスをとらせることが出来る。



    オールマウンテンタクティクス:

    さまざまな地形でバランスとコントロールを発達させよう。ビギナーであっても、さまざまな種類の斜面やコンディションに出会う事になる。それらに注意を払って、レッスンに取り入れよう。

    ゲレンデの端を使う

    ゲレンデの端をつかって、スキルを伸ばそう。細いコースや連絡コースは多くの場合中央が削られている。端を滑ることで、削られて、固い場所を避けて良い雪を滑ることが出来る。


    急な斜面を上手く滑るには

    ビギナーにとってはグリーンの斜面の急な部分は技術的にも心理的にも手ごわい物だ。最初のステップは、恐怖心をコントロールすること。ターンの終わりに集中して、斜面に横になってターンを終えよう。低いスタンスで安定性を出し、谷スキー上でバランスを取ることに集中しよう。常に両足の上にいるようにして、山側に倒れこんでしまうのを避けよう。ずれるスキーは、エッジがガッチリはまり込んだスキーよりもターンがしやすく、より良いスピードコントロールが出来る。


    タクティクス

    • 肩を斜面に平行に保つ

    • 谷側のストックを雪面に引きずって、アンギュレーションを作り谷スキーの上でバランスを取る。

    • 横滑りとギルランデでエッジの感覚を磨く

    • わざと「シュテム」あるいはボーゲンをして、方向転換を始める。足を最初に回すことで、上半身をねじったり傾けたりするのを避けることが出来る。

    • 丸いターンが出来るようにする。ほとんどのスキーヤーはターンの最初で急ぎすぎてしまい、バランスを失ってしまう。ゆっくりとターンを始めるのは怖く見えるかも知れないが、実際はそのほうが良いバランスとコントロールを得られる。



    パフォーマンスタクティクス:

    逆らわないことを覚える

    重力に逆らわずにスピードを出す自信をつけていくのは、楽しい事だし、カービング寄りの滑り方への導入になる。自信を持つことでより自然にバランスを取ることができ、その結果機材の回転性能を見出すことができる。非常になだらかな斜面をたくさん滑ることが、恐怖心を乗り越え、滑らかに滑走するためのベストな方法だ。


    スキーのサイドカットを感じよう

    非常になだらかなスロープでのレールターンはエッジの感覚と左右のバランスを磨く役に立つ。スピードを乗せて、ほんの少しだけ方向を変えてみよう。ターン弧はビギナー用スキーのラディウスと近いものになる。これでどのようにサイドカットがターンに役立っているのか感じ始めることが出来る。慣性があれば、スキーはグリップし始めて、スキーヤーはターンの内側にバランスできることに気が付く。


    タクティクス


    • 両ストックのバスケットを引きずって、肩を平行に保つ

    • クローチングを組んでターンすることで、真ん中に乗ったポジションを作る。(なだらかで安全な場所で)

    • 両膝に手を置いて滑る

    • 「ホッケースティック」あるいは「ゴルフスイング」ターン(ホッケースティックやゴルフクラブをターンの外で振るようにイメージしてアンギュレーションを作る)

    • 短い距離を出来るだけ速く滑る



    ターンを繋げる:
    エッジを外すために、雪への噛みこみを緩めると同時に、重心が次のターンの内側に倒れて行くようにする。エッジが切り替わるのに伴い、スキーヤーは次の外スキーの中心に徐々に「重さ」が移動していくのを感じることが出来る。この重さの感覚は、重力とターンの力に対してバランスを取ることによって生まれる自然な圧力で、無理に加重したり、圧をかけたりすることによるものではない。

    タクティクス

    • フォールラインに向けてリズミカルにショートターン

    • 徐々にボーゲンの開き方を減らしていって、両エッジが同時に切り替わる感覚をつかむ

    • 低いスタンスで「ゴリラターン」をして、両エッジが同時に切り替わるのを感じる。



    これらビギナー編のドリルも、Fast Track to Parallel編と同じように、ウェブ上で見ることが出来る。




    次回は中級=インターミディエイト編。
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    テーマ:スキー - ジャンル:スポーツ

    1. 2013/03/09(土) 00:56:56|
    2. カナダスキー教程
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