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    カナダスキー教程 - インターミディエイト編

    前回のビギナーレベルに引き続き、今回の記事ではCSIAのメソッドによる、中級=インターミディエイトレベルの教え方を紹介。原書ではp60からになる。


    インターミディエイトレベル

    パラレルは効率のいい、コントロール性の高い滑り方であり、より幅広い種類の斜面やコンディションで滑ることを可能にする。インターミディエイトスキーヤーにとっての技術的なゴールはさまざまな基本的な能力を統合することだ。

    良くある問題

    インターミディエイトスキーヤーの問題のほとんどは、スタンスの取り方と、上半身でターンしまうことに関係している。固いスタンスを取ったり、スキーの上で自由に動けない体勢になると、下半身でターンしたり、バランスをとったりすることが難しくなる。このレベルのスキーヤーのほとんどが、新しいターンの方向に肩を捻ってしまう傾向にある。残念ながら、それはバランスするポイントを谷スキーの上ではなく山側に置いてしまい、エッジのグリップを作り出すのを難しくする。


    フリータクティクス:

    いろいろな違ったシチュエーションや、大量に滑る事を通じて、数々のスキルを上達させるたくさんの方法がある。小さなジャンプや、スイッチ(後ろ向き)スキー、パークのアイテムなどを使って遊んでみよう。

    地形と想像力を使う

    技術に集中するのではなく、遊ぶことに集中できるような地形の状況を探そう。ウェーブを通ることで、脚の独立とバランス感覚を、説明することなしに、発達させることが出来る。コース横のちょっとした斜面でターンすることで、スキーの自然な加速と減速や、左右方向にバランスを取ることを体験しよう。想像力をつかって、楽しく、安全で、いろいろなバリエーションのあるタクティクスを使おう。


    スイッチスキー

    後ろ向きにスキーすること=スイッチは、違ったスタイルで滑るオプションであり、簡単なコースを楽しくしてくれる。逆向きに滑る主な理由は、エアー(ジャンプ)やレール、ハーフパイプでの踏み切りや着地の際にスイッチの態勢になることだ。人の居ない非常になだらかな場所で、後ろ向きのボーゲンやパラレルをすることから始めよう。ゆるいスイッチターンをしながら、定期的に上を見つつ、肩越しに下を見る事を強調しよう。良いスタンスを作り上げ、生徒が自信をもち、安定して滑れるようになってきたらスピードを上げよう。ずれるスキーの上でバランスを取ることを学ぶために、360ターンや、「バターを塗るように」ずらしたターンを使おう。


    180とスイッチ180

    軽く跳ねて、前から後ろに回す(180)バリエーションと、後ろから前に回す(スイッチ180)バリエーションを覚えよう。上手く跳ねる、または体を伸ばす、ことが出来れば、空中に飛びあがって回ることが出来る。最初は雪面上でやってみよう。左右両方試して、自然に回れる方向を探そう。常に進む方向を見ること。スイッチの状態から飛ぶときには、回る方向と同じ方向を肩越しに見よう。着地点が見えたら、それに向けて体の捻りを緩めていく。板の中心にのって着地すれば、衝撃を吸収するのが簡単になる。180をつなげて何度もやって、(ヨーヨーポップ)素早さと敏捷性を磨こう。


    タクティクス

    • 内スキーターン
    • チャールストン(内スキーでの小回り)
    • 内側の手で雪を触る
    • ジャンプターン(Speiss)
    • 膝を山側に入れる(Knee Wiggle)
    • 特定の動きを強調して滑る



    オールマウンテンタクティクス:

    インターミディエイトスキーヤーはスキー場のあらゆる場所を滑るようになる。整地では余裕があるが、もっと難しい場所や、コブ、さまざまな雪のコンディションに挑戦し始める。

    さまざまな雪のコンディションへの対処

    新雪や春の雪、アイスバーンはそれぞれ整地とは違うアプローチが必要になる。重い湿った雪では、狭いスタンスと、スムーズなターン弧の形によって、バランスを崩すのを防ぐことが出来る。アイスバーンでは、安定性のために広いスタンスを取るのが良い。エッジを無理に噛ませようとするのではなく、リラックスして、しっかりとバランスのとれたアプローチを取ることを強調しよう。


    地形を使う

    自然の地形を使っていろいろなスキルを発達させ、山に対する意識を高めよう。小さなバーム(バンク)、あるいは少し盛り上がった場所、が、コースの横によくあり、盛り上がった地形でエッジの切り替えを協調させるための、とても良い機会になる。頂点にストックをしっかりと突き、タイミングを取ろう。このような地形は抜重の感じをつかむ為にも良い。自然にある谷や、ハーフパイプでは、楽しみながら、リズムと、スキーの圧のコントロールの感覚をつかむことが出来る。谷形の地形は左右が狭い「通路」を作り、ターンからの反発を生み出す。


    滑りをコントロールし、バランスを取るための横滑り

    急斜面や狭い場所では、横滑りを使ってスピードをコントロールしながら優雅に高度を下げよう。横滑りは上半身と下半身の自然な分離を発達させ、谷スキーの上にバランス良く乗る助けになる。


    急斜面

    急斜面ではターンの終了に集中しよう。しっかりとストックを突くことで、スキーが斜面に横に回される際に、谷スキーの上で安定感を得ることが出来る。速めのリズミカルなターンで狭く直線的に下り、スピードはスキーを止めようとするのではなく、回すことでコントロールしよう。


    木々の間を滑る


    多くのスキー場に木々の間を抜けるコースがある。先を良く見て通り方を考えよう。さまざまな形のターン弧を描くことを強調し、丸くコントロールされたターンを磨こう。


    安定性を求め、滑らかにターンを繋げるためにストックを突く

    スキーヤーが余裕を持ってターンを繋げる事が出来るようになり次第、ストックを突くことを強調しよう。多くのスキーヤーがターンの初めにストックを突くものだと思っているが、ターンの終わりでストックを突くことによって、エッジ上にバランスの取れた体勢を作り出し、下に向かって迷い無く滑り降りる事が出来る。早めに腕を伸ばしてストックを突きに行こう。バスケットを振って、上半身をストックを突く方向に迷い無く入れていこう。ストックに少し体重をかけるようにすると、上半身が安定し、スキーの向きを変えて次のターンを始めるのが簡単になる。積極的にストックを使う事で、しっかりとバランスを取って、良いリズムを作ることが出来る。


    タクティクス


    • ストックを突いてホッケーストップ
    • 斜面を斜めに横切る横滑り
    • 横滑りからエッジを立てて止まる事を繰り返す



    コブの手ほどき:

    ほとんどのスキーヤーがコブを避けるべき障害物と考えている。地形をどのようにしてターンに役立てるか教えよう。最初にコブに連れて行くときには、小さなコブのある広い場所を使おう。

    板の中心に乗った、動きやすいスタンスは、滑りのコントロールを維持し、板を回す為に必須だ。すべての関節をよく動かし、肩がつま先の上に来るようにしよう。しっかりとストックを突くことで、スキーヤーは安定し、迷い無く前方および谷スキー側でバランスを取ることが出来る。

    コブの手前側に向かってスキーを回して行き、スピードをコントロールする練習をしよう。練習のために、連続してターンせず、1回ずつしてみよう。スキーはコブの周りを通すのでなく、上を乗り越えさせる。これで丸いターンをするのが楽になり、スキーヤーを雪の柔らかい場所に導くことが出来る。ターンは、雪に接する場所が少ないコブの頂点でしよう。

    斜面によっていろいろなアプローチを使い分けよう。小さなコブの続くなだらかな場所ではタイミングの取り方と板の回し方が鍛えられる。大きなコブがある急斜面では、通るラインの正確さと、スピードコントロールが要求される。

    タクティクス

    • 斜滑降をして、バランス感覚と自由に動く能力を鍛える
    • ジャンプターンをして抜重を強調する
    • ホッケーストップでエッジングと滑りのコントロールを鍛える
    • 横滑りで滑りのコントロールとバランス感覚を鍛える
    • ストックを突くことでタイミングと安定性を鍛える



    パフォーマンスタクティクス:


    カービングの感覚をつかむ

    パラレルでスピードを出して滑ることでカービングへのドアが開く。インターミディエイトスキーヤーのカービングはまだ荒く、安定しないかもしれない。しかし、機材のターンする性能を感じ取る能力を発達させていく事が大事だ。

    ゆるい斜面でスピードを上げていく。

    ゆるい整地を使って、スピードを上げよう。フォールラインに向いたレールターンのターン弧は現代のスキーのラディウスに合ったものになる。スピードを上げることで、スキーヤーに、ターンの内側に傾いて、インクリネーション(内傾角)を使って、ターンからの力に対してバランスを取らせることが出来る。板の中心に乗り、動きやすい体勢を保つように。


    タクティクス


    • 内脚ターンで左右のバランスを鍛える
    • ターンしながら何度も跳ねて、リラックスして中央にのる事を覚える
    • 短い距離を最大スピードで滑る
    • レールターン 浅い振り幅で斜面下に向けて行う - サイドカットで曲がる


    サイドカットを探求するためのドリル

    ずれないスキーの感覚を身に着けよう。人の少ない場所で斜滑降する。シュプールをチェックして、雪面に綺麗な2本線ができているか確認しよう。


    インクリネーション(内傾角)とアンギュレーション(外傾)を調和させて使う


    左右のバランス感覚を発達させるためには、自然なインクリネーションに加えてアンギュレーションを使うことが必要だ。効果的なアンギュレーションのためには上半身と下半身の分離が要る。脚部の動きとスキーのサイドカットによってスキーを回す事を導こう。


    タクティクス


    • エッジに乗って斜滑降し、綺麗な2本線を残す
    • ローラーブレードターン
    • パワープラウ - 狭いハの字を作り、交互に左右の内エッジに乗る
    • クローチングしてターン
    • 膝に手を置いてカービング
    • 腰に手を置いてカービング
    • 両ストックを引きずってターンし、上半身を安定させる
    • ジャベリンターン 内スキーを持ち上げて外スキーにクロスさせる
    • 上半身を極端にターンの外側に向ける



    いつものように、付属の映像はYoutubeで見られる。



    次回はアドバンスト+エキスパート編に移る前に、スキーの基礎となる、5種類の技能について。
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    テーマ:スキー - ジャンル:スポーツ

    1. 2013/03/09(土) 08:03:39|
    2. カナダスキー教程
    3. | トラックバック:0
    4. | コメント:2
    <<カナダスキー教程 - 5 Skills | ホーム | カナダスキー教程 - ビギナー編>>

    コメント

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    このコメントは管理人のみ閲覧できます
    1. 2013/04/10(水) 18:02:32 |
    2. |
    3. #
    4. [ 編集 ]

    コメントありがとうございました。

    スイッチの部分、修正しました。その他の表現は考えた結果残しました。
    1. 2013/04/11(木) 11:16:30 |
    2. URL |
    3. rockface #-
    4. [ 編集 ]

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