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    カナダスキー教程 - 上級 (ツールボックス)

    前回に引き続き、CSIA教程上級編。今回は具体的なタクティクスが詰まった「ツールボックス」。原書p128から。

    アドバンストツールボックス

    • フリータクティクス: 遊びと、自由な冒険を取り入れる。
    • オールマウンテンタクティクス: さまざまな地形とコンディションを使うことを促す。
    • パフォーマンスタクティクス: 左右のバランスとスキーのカービングの能力を発達させる。


    フリータクティクス:



    自己表現と自主性

    アドバンスからエキスパートのスキーヤーは自主性と、意思決定のスキルを磨かなければならない。フリータクティクスはこのレベルにおける、即興で滑るという要素を発達させるのに大きな役割を果たすことが出来る。山が提供するたくさんの機会を使おう。あらゆるタイプの自然な、あるいは人工のアイテムが存在し、ゲームやドリルも安全性と想像力が許す限り無限に作ることが出来る。


    俊敏さとバランスのためのドリル

    フリータクティクスは毎日のウォームアップとすることも出来るし、セッションの中に取り入れることも出来る。安全が第一だ。適切な運動の課題を選び、Alipine Responsibility Codeを尊重しよう。スロープの横や不整地を滑ったり、今のフォームを一旦忘れる事から、いろいろ学ぶことが出来る。


    タクティクス

    • 内スキーターン - カービング・ずらし
    • 片スキーでの連続ターン
    • バターを塗るような、滑らかなずらしで雪上180(右回りと左回り)
    • スイッチでカービングターン
    • 内手で雪に触る
    • 内側の臀部で雪に触る
    • 小さい、安全なジャンプ
    • 動きを誇張する。腕を振る。


    オールマウンテンタクティクス:



    山は遊び場

    アドバンスト・エキスパートスキーヤーは山のどこにでも行くことが出来る。スキーのスキルと意思決定の力を発達させるために幅広い事に挑戦しよう。教え方の戦略は、状況に大きく依存し、学習の環境に基づいた物になる。


    コンディションによってスタンスを変える。
    パウダーやクラスト、アイスバーンや風に吹かれた雪にはそれぞれ別の難しさがある。刻々と変わる雪面に合わせてスタンスを調整することが必須だ。クラストやアイスバーンでは安定性のために広くコンパクトなスタンスが必要だ。重い雪、荒れた雪面や新雪では狭いスタンスが両スキーを同じ方向に回すのを楽にし、素早さと動きやすさを提供する。変化する雪からの抵抗は前後方向への動きやすさも要求する。抵抗に負けずに両足を前後に押し出してバランスを調節し、スキーの中心に乗り続ける能力を発達させよう。

    タクティクス

    • 誇張した広いスタンスや狭いスタンス。
    • スタンスの幅を滑りながら変える。
    • ターン中に両足を前後に押し出す。

    パウダーや荒れた雪

    深い雪の抵抗は違ったアプローチを必要とさせる。スキーを回しすぎることは、突然大きな抵抗を生み出し、スキーヤーを転ばせてしまう。スムーズで丸いターンは慣性を維持し、雪の抵抗に打ち勝つのを楽にする。両足を雪の中に沈めることで減速しよう。スキーの反発、または圧力のリリースを作り出し、跳ねて体を伸ばすか、高速なら足を体の下にひきつけてターンをつなげていこう。


    タクティクス

    • 屈曲・アバルマンあるいは"沈み抜重"ターン。
    • 伸ばしによるターン。ホップターン。
    • リズムを保ち、一定の幅を使って下りる。


    コントロールと効率性のためにスキーを回す

    色々なコンディションでコントロールと保つためにスキーを回すスキルを磨こう。効果的にスキーを回すことは、スピードと進行方向のコントロールを疲労や無駄な力無しに行うことを意味する。両脚を速く、上半身から独立させて動かすことは急な斜面でのコントロールと良いバランスをもたらす。このときスキーのエッジは立っているが、完全なカービングをしているとは限らない。ストックを突くときにしっかりと上体を入れて、谷スキーの中心でバランスを取るようにしよう。


    タクティクス

    • ストックを突くために下に向かって手を伸ばしていく。
    • ホップターン。確実に脚から回るように。
    • ターンの色々な局面でサイドスリップ。
    • 横滑りからエッジを噛ませて止まる事の繰り返し


    タイミングを磨く

    整地で学んだタイミングは不整地では調整しなければいけないかもしれない。地形を読み、動きのタイミングを合わせる能力を磨こう。凹型の場所を使ってスキーの反応と反発を開発しよう。凸型の地形で抜重とエッジの切り替えを。エッジ角を速くつけていったり、遅くつけていったりすることは、急斜面やコブでの滑りの出来を完全に変えることがある。場合によっては、単にターン弧の形を変えるだけで、求める結果を得ることが出来る。


    アドバンストレベルでのコブ

    アドバンストレベルでのコブでは複数の技術が一つのアプローチで統合される。一部のスキーヤーはコブで自信をもって滑るために、複数のテクニックを同時に使うことが必要になる。どこでターンをすればいいのかわからない為にてこずる人たちも居る。正しいラインを選ぶことは、コブの形に大きく依存している。コブの上を使って進行方向を変えよう。スキーの中央のみが雪に接触しているときに合わせれば、板の向きを変えるのが楽になる。リラックスして、柔らかいスタンスを発達させてショックを吸収しよう。雪とのコンタクトを保持するのがコントロールされた滑りの為に重要だ。溝をさけよう。特にコンディションが悪いときには。溝の中はアイスバーンだったり、石があったりすることが多く、スピードの乗る難しいラインとなる。丸いターンで溝をさけ、良い雪の上に居続けよう。10時と2時の方向からコブに乗り込んでいくのはラインとスピードをコントロールする、もう一つのオプションだ。


    タクティクス

    • コブの中で丸いターンをしてプレッシャーコントロールを発達させる。
    • コブの向こう側に手を伸ばすようにしてストックを突いて安定性を高める。
    • コブの後ろや肩でエッジングして溝を避ける。
    • コブに当たる前に軽く跳ねるようにしてターンを始め、ショックを和らげる。
    • 軽く跳ねるようにしながらスキーを回す。
    • 飛行機ターン。
    • コブの上で足を縮める。


    エキスパートレベルでのコブ

    スピードとスロープの難しさが増すにつれて、滑るアプローチは状況状況に細かく合わせたものになる。臨機応変に対応する能力は距離を滑り込むことによって養われる。真っ直ぐで直接的なラインはスキーヤーをコブの溝に入れることになる。これはよりプレッシャーコントロールを必要とし、正確なタイミングと強い運動能力を要求する。スキーヤーは正確な吸収と上手いタイミングで押さえることで通り道をコントロールする。溝でスキーを押さえることを覚えることはエキサイティングな滑り方を作り出し、コブをジャンプして超える可能性を生み出す。フォールラインでのターン、丸いターン、一つのコブで複数のターンなど、幅広いライン取りをしてみよう。バリエーションを作ろう!


    パフォーマンスタクティクス:



    限界に挑戦する

    速く滑ることは雪との間のしっかりしたグリップを作って、大きく内側にバランスをとることを要求する。これらのダイナミクスは興奮を得られる多くの機会を作り出す。自転車を傾ける場合のように、傾きはスキーのグリップとターンのスピード、及びスキーヤーの身体能力によってだけ規定される。高度な滑りの一部の要素はスピードと身体能力の限界に挑戦することによってのみ発見できる。


    エッジングとプレッシャーコントロール

    ハイパフォーマンスな滑りでは、力を貯めているスキーを土台としてバランスを取る。リラックスして姿勢を高く保ち、ターンの内側でバランスを保とう。沈み込んで荷重するスキーヤーはこの感覚を感じるのが難しくなる。足を畳むことはスキーの圧力をコントロール、または減らしてターンから出て行くとき、重心がクロスオーバーする際に両足を体の下で導くために使う。


    タクティクス

    • 下にではなく、ターンの内側に動いて圧力を作り出すことで、体を畳まず、沈み込まずに滑る。
    • ”曲げて伸びる”ターン。クロスオーバーで体を縮め、ターン中には伸ばす。
    • クロスオーバーで両足を引きつける。




    以上でCSIA教程の紹介は一旦終了。
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    テーマ:スキー - ジャンル:スポーツ

    1. 2013/04/03(水) 06:51:55|
    2. カナダスキー教程
    3. | トラックバック:0
    4. | コメント:0
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