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    Edgingドリル - その2

    日本に帰国する用事があったりして2週間ぶりの更新となってしまったけれど、前回のPSIAとカナダの初級エッジングドリルに続いて、今回はUSSAのSkills Questでエッジングがどう扱われているかの紹介になる。Skills Questではフェーズ2でOutside Ski Turnsを使ってエッジングを評価することとなっている。そこまでの展開として、まず、

    •  片足で直滑降

    •  足踏みをしながら(左右のスキーを交互に上げながら)直滑降

    •  山スキーをあげたままスロープを横切る

    •  足踏みをしながらスロープを横切る



    等の練習や、以下の1000 stepsやThumper Turnsというドリルがあげられている。(Thumper Tunrsは実際には次のフェーズ3で挙げられているが、Outside Ski Turnsへの導入と書かれているためここにまとめる)

    1000 steps


    左右に踏み替え続けながらターンをする。普通にカービングをする時と同じようなポジションで、しっかりしたエッジのコントロールを保つ事。

    この練習の目的は、左右のバランス、足首の適切な絞め方、体の各部の動きの分離である。あらゆるレベルのスキーヤーを対象とするが、ターンの内側に体ごと倒れてしまうスキーヤーや、逆にターンの早すぎる時期に腰をさげて固まってしまう(パークアンドライド。参考記事)スキーヤーに特に有効。それらのスキーヤーには、外スキーに内スキーより少し長い間乗るように指示するのも良い。

    低くしゃがみ過ぎで腰が下がっているスキーヤーには、一歩一歩を特に大きくするようにさせる事で、姿勢を高く保てと繰り返し繰り返し口で言うことなく、腰を上及び前に出すようにさせられる。

    正確にドリルをこなせる程度の、非常に緩いスロープから始めるのが重要である。


    Thumper Turns




    Thumper TurnsはOutside Ski Turnsへの導入として使える練習である。Outside Ski Turnsの目標は、ターンに入る時、ターン中、ターンを出る時のすべての局面において100%外スキー優位にする事である。これは始めてやるスキーヤーにとって新しい感覚である為、最初は内スキーで雪面を叩くようにして、1瞬だけでも外スキーのみで滑る感覚を掴む。なれるにつれてスキーをあげる時間を長くしていき、最終的にはずっと内スキーを持ちあげて完全に外スキーの上でバランスをとることになる。


    これらの練習をこなして、外足だけでカービングターンがある程度できるようになったら、次のOutside Ski Turnsの出番になる。




    司会の女性:

    今回のスキルはエッジングドリル、Outside Ski Turnsです。外スキーだけで滑る為には色々な事が必要です。バランス、筋力、タイミング、そして、速い奇麗なカービングをするのに必要な基礎である、エッジコントロールです。

    レース中は、外スキーに体重を集中させてターンをするのが目標となります。なぜ?これが一番安定して、強く、そして効率良くターンのGを処理する方法だからです。

    ナレーション:

    このドリルには、とても広く、邪魔するものの無い、整地の中斜面が必要だ。これによって、スピードをコントロールして、エッジングだけに集中し、ターンとターンの間に十分な時間を取る事が出来る。ターンが終了するたびに、スキーヤーはスキー2本分の長さを斜滑降してから新しい外スキーを雪に下ろし、新しい内スキーを持ち上げる。子供には「1、2、と数えましょう」と指示しよう。それから、スキー2本分の長さ斜滑降した後、新しいターンを始める。スキーヤーはストックを突いても良いが、バランスを取る為に寄りかかってはいけない。目標は、内スキーを持ち上げながらカービングターンをする事。このドリルは非常に難しく、スキーヤーの弱点がすぐに明らかになる。正しく行われた場合、次のような事がみられる。


    •  ターンは片方のスキーが完全に雪から持ち上げられた状態で始まり、終わる

    •  内スキーはターンの間中完全に雪から離れている

    •  ターン間での斜滑降の中間点で、前の内スキーを下ろし、次の内スキーを上げる際、はっきりと体重移動がみられる

    •  体重移動の前と後の両方で、スキー2本分の長さを滑る間、スキーは雪から離されている

    •  両腕はコントロールされ、バランスが取れていて、前にある

    •  ターンは丸く、スピードは一定である


    よくある失敗は、

    •  ターンの局面を問わず、内スキーを雪に付けてしまう

    •  斜滑降が無い。このドリルは連続したターンをするものではない

    •  斜滑降の中間ではっきりとした体重移動が無い

    •  ターンの開始時に突くストック以外で、ストックを使ってバランスを取る

    •  リズミカルで滑らかな、丸いターンを行えない

    •  カービングしていない



    Doug Lewis(ワールドカップダウンヒル最高2位、ワールドチャンピオンシップ銅メダル):

    これは僕の"行きつけの"ドリルだ。ワールドカップで、ストレスで参っていて、調子が良くなかったりした時、リフト2本ほど、Outside Ski Turnsだけで降りてきたのを思い出す。それで集中でき、バランスも良くなり、雪をしっかり捉えられるようになる。そのあとは調子も上がり、"準備完了"だ。

    司会の女性:

    これはスキーヤーを試して、結果を出す、素晴らしいドリルです。また、あなたがジュニアレーサーでも、ワールドカップレーサーでも毎日やれるものです。



    Skills Questの次のレベル、フェーズ3でのドリルとしてはOne Ski Skiingがあげられている。そこにいたるまでの練習として、

    •  子供は平地で片方だけスキーを付けて鬼ごっこをさせたり、ストックでレースコースを作ってレースをさせたりする。徐々に少し角度の付いた所でやらせる。

    •  山スキー、谷スキーを持ち上げたまま斜面を横切る

    •  360度ターン

    •  山スキー、谷スキーを持ち上げてギルランデ(=片側のターンだけを繰り返す。Garland)

    • Outside Ski Turns


    等の練習の他、White Pass Turnsがあげられている。


    White Pass Turnは前の外スキーのエッジをリリースする事を身につける為に使われ、フォールラインかその後に、外スキーが雪に付けられる。これはスキーヤーがターン終了の局面で谷スキーのエッジを山スキーの補助無しにリリースすることを覚える助けになる練習であり、焦点はターントランジションでスキーが前のターンの内エッジから次のターンの内エッジへ(親指側エッジから小指側エッジへ)と傾けられる部分にある。この練習はOne Ski Skiingの導入ともなる。



    このような展開を経た後、フェーズ3のエッジング評価のドリルとして、One Ski Skiingとなる。



    司会の女性:

    1本のスキーで滑る事は若いスキーレーサーにとって、非常に大きなチャレンジとなりますが、大概の場合、彼らが好きな事の一つでもあります。そしてそれは好ましい事です。非常に価値がある物なので、いくらやっても足りないからです。このドリルは、外スキーでのカービングを洗練させるだけでなく、どうやって内スキーで滑るかを覚えるのにも役立ちます。最上のオプションではありませんが、レース中には沢山のレーサーが、ミスから内スキーで弧を描きながら脱出して助かっています。

    ナレーション:

    このドリルをなにも邪魔するものがない、整地の中斜面で行おう。スキーヤーは1本だけスキーを履き、連続したターンを8回行う。ターンは滑らかで丸く、一定のターン弧のカービング中回り。スキーヤーは浮いた脚を安定させ、完全に雪から浮かせる。ストックはバランスを保つ為には使ってはいけない。どちらの脚でもこれを行える必要がある。正しく行われた場合にみられる事は、


    •  ブーツはターンの間中完全に雪から浮いている

    •  両腕はバランスを保ち、コントロールされ、前にある

    •  ターンは滑らかなカービングでターン弧は一定である

    •  ターンとターンの間では、ストックを突く


    よくある失敗は、

    •  浮いた脚を雪に付いたり、振ったりして、補助として使う

    •  ストックを引きずってバランスを取る

    •  ターンが丸くなく、カービングでない

    •  ドリルを行っている間、スピードがコントロールされず不安定



    Eric Schlopy(ワールドカップGS最高2位 ワールドチャンピオンシップGS銅メダル):

    1本のスキーで滑る事ほど色々な感覚を目覚めさせてくれる事はない。山の大きさや、どこで滑っているかは関係ない。脚は強くなり、2本のスキーに戻った時の自信の大きさは信じられないほどだ。僕はこれを小さい時に始めて、今でもやっている。

    司会の女性:

    1本のスキーで滑る事は最上のドリルの一つです。これを練習すれば、バランス能力と素早さ、エッジング能力が鍛えられます。マスターすれば、レースコースを攻める自信が得られるでしょう。




    2回にわたってやってきた、USとCanadaのエッジングドリルの紹介。これらはカービングにおいては特に重要な物となる。Pivotのドリルの回で紹介した動画でBodeは、カービングで「一番重要なのはエッジを雪に奇麗に噛み込ませ、ダイナミックなターンの間中その上に立ってバランスをとる能力」と言っている。綺麗にエッジングしたスキーの上でバランスを取る為に重要になるバランスのドリルも、近いうちに取り上げようと思う。
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    テーマ:スキー - ジャンル:スポーツ

    1. 2013/12/06(金) 10:58:18|
    2. 北米スキードリル
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