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    "本当の"内足の使い方

    今までのエントリーで「内足は駄目」と言ってきたし、何人もの世界的なコーチや選手がはっきり外足荷重だと書いているリンクを紹介した。でも「いや、凄く上手い人が内足を使うと言っていたよ」と言う人も居ると思う。実はその通り。駄目なのは「ターンの前半での大きな内足荷重」であって、内足も"何か"はしている。

    たとえば pmts.org のスキー教師達は、ボーゲンやシュテムをせずに、直接パラレルを教えるメソッドをとっている。これは「両足を使う」事に重点を置いたモダンなものだ。ここで教えているPhantom Moveというのがある。



    内足を見えない位軽く持ち上げ(見えないからPhantom=幽霊)、その「内足を」ターンの内側に傾けて、エッジを立てるというもの。人間の体の作り的に、外足を傾けても内足は真っすぐになりがちだけれども、内足を傾ければ外足も奇麗に傾いてくる事が多い。内足のスネが外足のスネより立っている滑りはA frameと呼ばれて、左右のスキーが別の動きをしてしまうから、一般にあまり良い事とはされていないけれど、この方法だと左右のスネの角度をそろえて滑りやすい。

    Phantom MoveはPMTSのメソッドでは最初の段階で、もう少し進むと内足を持ち上げず、荷重を内足に残したままエッジを切り替える、Weighted Release(荷重しながらエッジを緩める)と呼ばれる方法をとる。

     内足荷重! 

    そう。 ステンマルクの頃 は完全に内足を上げて滑っていたけれど、最近ではあんなに大げさに動いて滑る事は滅多になくて、内足に多少荷重が残る事が多い。ここで大事なのは、練習としてわざとやるんじゃ無い限り、絶対に内足荷重が外足荷重よりも多くはならない事と、状況が厳しくなればなるほど、内足荷重は0に近づくという事。この内足に荷重したままの切り替えについては、前のエントリーでも紹介したレースコーチのGary Dranowも この記事 で書いている。

    上のリンク内、下から2つ目にヘルマンマイヤーの写真がある。ここでは切り替えの最初の時期に、外足=谷足を踏み切るような動きで内足=山足に体重をうつしたことで、外足のスネが内足側に傾いている(A frame)のが見える。次のシーズンにはマイヤーの滑りからこの動きは消えて、下のエリックシュローピーの写真のように、両スキーを同時に切り替えるようになったと説明されている。これは谷足=内足に外足よりも体重をかけたまま曲がるようになったということではなくて"谷足を大きく踏み切ったりせずに山足に体重を移してから、両足、あるいは上のPhantom Moveのように意識としては内足、を傾けてターンをする"という事だ。

    この動きは同じサイトの ここ でも別のコーチによって次のように触れられている。

    "driving the inside knee forward and into the turn - is a focal point that works for many people trying to break the “A frame” stance and develop a more active role for the inside ski"
    「内膝を前及びターンに向けて入れる事は、A frameをなおし、内スキーをより積極的に使おうとする人達の多くに役立つポイントである」


    また、ロシア人コーチGreg Gurshmanのサイトにも、A frameをつくらない内足の使い方の 練習法の記事 がある。

    ステンマルクの頃は大げさに体を動かして、スキーを浮かして思いっきり山足に乗ってターンを始めて、ターン後半にかけて浮いた内足をゆっくり外足にそろえていたのが、ヘルマンマイヤーの初期の頃にはもっと小さく、ターン前半にちょっとA frameが出る程度の動きになって、今の滑りでは外からは動きが見えにくい位のコンパクトな重心移動をして、ターン開始から内足をそろえたまま動かすようになったと言う事のようだ。個人的にはほとんどカービングスキーしか使った事無いから、最後の滑りしか知らないけど。

    今の滑りは「内足もつかう」けど、それは「内足=谷足に荷重をかけっぱなしで曲がる」事ではないんだな。ターンを始めるときに山足に乗るのは今でも同じだね。
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    テーマ:スキー - ジャンル:スポーツ

    1. 2012/05/03(木) 05:02:54|
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