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    外向

    突然だけど、上半身をターンの外に向けて、外向を作る主な目的は、外傾を作り重心を外足側に寄せることだ。

    体を外に向けて、上体を立てると、体がくの字になった外傾が作れる。これによって、大きなエッジ角を得つつ、外足に荷重をのせることが出来る。外向無しでこれをやろうとすると、動きのレンジの少ない腰の横側への運動を、小さな筋肉の腹斜筋ですることになるけれど、外向すれば、大きな腹直筋を使った、動きやすい前方への運動が出来る。



    床に座って、上の写真くらい位内脚をたたんで外脚を伸ばす体勢をとった時(もちろん滑りながらでもいいけれど)、外向をとらずに上体を真っ直ぐ前に向けたまま外傾をとると、横腹が非常にきつい、ガチガチのポジションになるのに対して、写真のように少し外向をとるだけで格段に自然な、力強いポジションになるのがわかる。



    上のTedの写真では、切り替えで体がスキーと同じ方向を向いた、"Squared Position=正対"になっている。 そこからターンの頂点に向かって上体の向きはほぼ保たれて、頂点では大きく外向がとられているのが見える。これによって、大きなエッジアングルを得つつ、外足に荷重のかかったバランスのいいポジションを作っているわけだ。

    あまり外向傾をとらないので有名なKalle Palanderも下の写真のように、



    ターンの頂点に向けて上体はほぼ元の角度を保って、内半身が外半身より先に出ている。こうやって内半身がスッと前に出るのは、上手いレーサーに共通に見られる動きだ。ここで外向を保たずに、体ごと回ってしまうと、人間の体の作り的に内脚に乗ってしまうし、多くの場合はエッジ角が足りずにずれてしまう。

    スキーの滑り方に関する他のすべての事と同じように、外向も「適度」が大事だ。そのため、適当なときに適度な量を作る練習として、Javelinと呼ばれるドリルや、



    Pivot Slipと呼ばれるものがよく使われる。




    カービング板でスキーを始めると、倒せば曲がるのでおろそかになりがちだけど、適度な外向が作れると滑りが格段に安定するので、是非抑えておきたいポイントだ。前も紹介したHarald Harbはブログでこういっている

    「外向傾を作る動きはスキーヤーの成長において大事ではない、という人が居るとしたら、その人は世界最高のスキーヤー達がやっていることを見ていないのである。」

    テーマ:スキー - ジャンル:スポーツ

    1. 2013/02/02(土) 08:37:22|
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    自然に滑る為の不自然な動き

    インターネットってのは便利なもので、グーグル先生にお伺いを立てれば、山ほど現役のワールドカップ選手やコーチの生の声を聞ける。レーサーのトレーニングメニューから初心者への指導法まで読みきれないほどの情報があるし、世界最強のスキーチームの一つUS SkiTeamのヘッドコーチをつい数年前までやってた人と、現役のトップ選手が直接出演して教えてくれるビデオまで、見ようと思えば(そして少々お金を払えば)次の瞬間には見られる。
    http://www.sportskool.com/sports/skiing

    そのヘッドコーチ、Phil McNicholの記事を前にあげたけれど、リンク切れになってしまった。どっかに移動してないかとさがしていたら、なんとレースキャンプの動画を見つけてしまった(いいのかな?)。上げてくれた方ありがとう。



    本当に伝えたいことのある人はみんなそうなように、言っていることは場所が変わってもまったく同じだけれど、キャンプだけに細かく具体的だ。繰り返し繰り返し言っているのは「足場を作って前に出ろ!」という事。

    出だしでは、前の記事とまったく同じように「ターンとターンの間(Transition)」に集中しろ!」といっている。前のターンが終わったら、山脚にがっちり乗って腰を前に入れていけ、最後の瞬間までスキーに先に行かせるな、スキーから押される位置に常に体をおけ、とのこと。

    「前に体重を乗せてターンを開始しなければ、板はたわんで足場を作ってくれない。足場が無ければ内側に傾いて、内脚に乗り、飛行機滑りになってしまう。空中でターンしてるのと同じだ」と言っている(超訳)。ターンの開始でしっかり前に荷重というのは、スキーだけでなく、スノボや自転車(MTB/BMX)、さらにはバイクなんかでも同じで、ここの部分の動きでターンの出来がほとんど決まる。

    そのための練習として、まず山脚の小指エッジにしっかり乗ってエッジの切り替えを行うドリルを見せている。これはUp and Overという、USSA(US Ski Teamの上部組織)ではスタンダードなドリルの一つだ。



    ドリルの説明(英語)


    ちなみにPhilがここで教えているのはターン後半でまず完全に山脚に乗っていくターンだけれども、この時点で乗るのは谷脚でもまったくかまわない、どっちでもいいからとにかく前に行けといっている。谷脚に乗ったまま切り替えていくのは元ワールドカップ選手のスキー教師、Harald HarbがWeighted Releaseと呼んでいる方法だ。実際に滑るときには完全に100%山脚に乗ることばかりではなく、大概の場合多かれ少なかれ谷脚に荷重がかかったまま曲がることになる。ただし、これは100%山脚荷重が「出来る」ことが前提だし、ずっと内脚荷重で飛行機滑りになってしまっては駄目だ。

    いわゆるボーゲンやシュテムといった、ハの字になるターンと、パラレルの違いは、「小指側エッジから親指側エッジへの切り替え(またその逆)」があるかないか。この切り替え部分がどれだけスムーズにこなせるかが肝だ。レースのレベルまで行かなくても、パラレルが出来るか出来ないか位の人が、谷回りの無い、横に板を振っただけのワイパー滑りになってしまうのは、何の事はない、単に親指側エッジから親指側エッジへと乗ろうとするからだ。まずしっかり山脚の小指側に乗ってからエッジの切り替えをすることが出来れば、エッジが親指側に傾いた瞬間にもう完全に体重が乗っているので、ターン全体をしっかり使ってエッジング出来る。上のUp and Overにしても、Harald HarbのPhantom Moveにしても、この「コツ」をどうやって教えるかを考えた結果出てきた物だ。

    「小指側に乗る」というのは、普段の生活に無い動きだから、自然に滑っていると、いつまでたっても親指側エッジから親指側エッジに乗る滑りになりがちだし、実際ゲレンデでは大部分の人がそうやって滑っている。そこで慣れない不自然な動きが出来るかどうかが、「大部分」から抜け出す為の鍵だね。

    テーマ:スキー - ジャンル:スポーツ

    1. 2013/01/25(金) 05:26:47|
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    静かな上半身

    スキーの滑り方にはいろいろなスタイルがあるけれど、上手い人に共通している事がある。安定した上半身だ。英語ではQuiet Upper Body とよく言われる。エキスパートの滑りを見ると、板がもの凄く大きく左右に動いてるのに対して、上半身は常に安定している。

    レースをやっている人には当たり前の練習かもしれないけれど、北米のリゾートで朝一番に滑ると、ジュニアのレーサーがこういうドリル(練習)をやっているのを頻繁に見る。



    上半身の安定、上半身下半身の分離、というのは、彼らが最も最初に習う事の一つだ。

    US Ski Teamのレベルでも、下のビデオの最初に出て来るような、ハンドルバー
    (肩幅ほどに切ったストックの左右にグリップを付けたもの)を使って、上半身と手の位置を安定させるドリルや



    上のジュニアのドリルと同じものの一部をよくやっている。



    上半身と下半身を分離して、別の生き物のように使うのは、エッジ角のコントロールの為にも、重心を常に適切な位置に置く為にも必須で、停滞しがちな、”一応パラレルできるレベル”から脱皮して、どこでも速く、安定して滑れるようになるためのコツの一つでもある。良くグリップする板に乗っていればまっすぐ傾むいただけで曲がるけれども、体軸が真っ直ぐのまま思いっきり傾いてガッツリカービングすると、雪の変化に弱いし、安定しないし、腰が痛い(笑)。 上のレーサーの女の子は冒頭でこう言っている。”These drills that you are about to learn keep you safe, just like this netting behind me.” (今からあなたが習うドリルは安全を守ってくれます。ちょうどこの後ろのネットと同じようにね)。確かに、レースでもゲレンデでも、安定した滑り方を身につけた方が安全だね。

    テーマ:スキー - ジャンル:スポーツ

    1. 2013/01/18(金) 10:16:32|
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    今度は体幹主導?

    春にフェイスコントロールについて書いたけれど、どうも最近は体幹主導なんてことも言うらしい。どちらも板の上にまっすぐ立てという話だけれど、これは世界的に見るととても珍しい滑りだ。通常はまっすぐ傾いてしまうのはバンキング=バンクターンといって後傾とならんで最も避けたい事とされてる。

    と言うと 「捻ってくの字ですべるとヒザが痛い!腿も辛い!!」という声がどこからか聞こえるような…

    確かにがっちりくの字をつくって捻ってすべるより、体を「多少」乗せていった方が骨格全体で力を受け止められるので楽だ。ただ、それは”まっすぐ”じゃない。前に書いたように、まっすぐに傾いたら両足を使えないし、バランスも悪い。だから、自然に弓なりになったようなポジションを取るんだな。これは英語圏ではStacked Positionと言って、下のビデオでは練習メニューも紹介されてる。



    この時、バランスはもちろん外脚の上で取るようにする。

    とは言え、あくまでこれは上半身と下半身のseparation=分離が完全に出来た上での話。ワールドカップスラロームでは惚れ惚れするほど上半身が安定したくの字がメインだしね。



    うーん、微動だにしない上半身。すばらしい。

    テーマ:スキー - ジャンル:スポーツ

    1. 2013/01/11(金) 09:24:27|
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    再開

    備忘録代わりに書いたblogだったけど、数ヶ月ぶりに見たらコンスタントにアクセスが来てる!
    Googleで内脚主導と書くと現在上から4番目に出るようで、びっくり。

    前の記事のリンクも切れてるものがあるし、せっかくなので再開。

    テーマ:スキー - ジャンル:スポーツ

    1. 2013/01/11(金) 07:34:11|
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